(井上)
ちょうど平成15年に、土壌汚染対策法という法律ができ、平成18年には油汚染対策ガイドラインが出されまして、土壌修復ということに世間の目が向けられるようになっていたのです。
私たちにとって特に重要なのはその前年平成17年に環境省と経済産業省が策定した『バイオレメディエーション利用指針』です。
これは海外では微生物を使って環境評価をするということがなされていたのですが、国内ではそれがなかったため、微生物の安全性を確保し健全にこの技術を発展させていこうという趣旨で出されたものです。
この指針に沿った国の適合審査をゲイトも受けました。全国で8番目、ベンチャー企業としては初めての快挙だったと思います。
これによって、私たちの技術が生態系への影響に配慮した安全性の高い技術だということが認められたと思っています。