活躍するものづくり女子からのメッセージ

人が支えるものづくり業界の活躍モデルを紹介

仕事を続けながら結婚、出産、博士号取得。何事も臆さず挑戦した先に、自分らしいキャリアが築けました。

先輩ワーキングウーマンの写真 正面 【平成30年8月掲載】

丸山広恵さんのプロフィール

アピ株式会社/事業戦略室 次長

大学院修士課程修了後、2000年4月、アピ株式会社に入社。機能性成分の研究や特保の認可取得等に従事。2011年に薬学博士の学位を取得。2014年、事業戦略室へ異動、2016年次長。家庭では1歳と6歳の2児の母として、子育てに奮闘中。

私の働く会社

アピ株式会社は、「健康」をキーワードに、蜂蜜、ローヤルゼリーなどの蜂産品、健康食品、医薬品の受託製造を手掛ける会社です。そのため、自社名が表に出ることは少ないですが、誰もがよく知っているさまざまな大企業の製品の開発・製造に深く携わっています。また女性が働きやすい環境づくりにも積極的で、私の場合は大学院での学位取得や、2人の子どもの育児を両立できています。2013年には「キャリアアップ推進室」も設置され、面談や研修などを通して、女性のキャリア形成がより強力にサポートされるようになりました。

今の仕事に就いた理由

大学(理学部)及び大学院(修士)では、天然の植物や食品に含まれる機能性成分の研究に取り組んでいました。できれば研究や商品開発の仕事をと考えていましたが、当時は就職氷河期の真っ只中。苦戦が続き、幅広い業種や職種に目を向ける中で、「健康」という自分の中のブレないキーワードが見つかり、食品で健康生活をめざす、アピ株式会社に出会いました。当初は企画営業職の募集でしたが、面談を重ねる中で研究職として採用されることに。以来2014年まで、蜂産品の機能性研究、成分探索研究等に携わりました。

現在のお仕事

先輩ワーキングウーマンと女性社員の写真

今所属している事業戦略室は、営業、技術、研究など異なる部署から選出されたメンバー8人で、新規ビジネスや新事業を生み出す部署。新しい技術や研究成果をこう使えば、こんな製品ができるんじゃないか、そのためにはこのデータが必要で、製法はこうで、パッケージはこうして…と、エビデンスから最終製品までをイメージできるひらめきがあった時が、何より楽しい瞬間です。社内はもちろん、顧客や関係各所の多様な人と関わりながら仕事を進め、上手く結果が出た時はやりがいを感じます。

私ががんばれる理由

先輩ワーキングウーマンと男性社員の写真

女性が活き活きと働ける風土が会社に根付いているからだと思います。正直、入社当時は、出世のことを考える余裕はまだありませんでした。でも、女性上司が中心となって、タイミングを見て昇進や大学院への進学などを積極的に勧めていただきました。「何事も挑戦!」とチャレンジした結果、今の私があります。また仕事を続ける中で、業務にしても制度にしても、自分のやりたいことを実現するには、責任あるポジションに就かなくては、という気持ちも生まれていきました。

仕事を通して成長したこと

何事も積極的に取り組む姿勢です。多くの人と協働して新規ビジネスを創出したり、営業と一緒に顧客先に出かけて伺ったニーズを製品にどう落とし込むかを考えたり、当社の多様な業務に取り組むことで、多角的な視点や広い視野が備わりました。

仕事が楽しいと感じる瞬間

お客様の期待を超える製品が納期通りに完成し、喜んでいただいた時。当社は受託生産なので、仕事はいつもお客様の「想い・困りごと」から始まります。目の前の人に貢献でき、感謝してもらえると、本当に幸せな気持ちになります。

仕事のネットワーク作り

社外の研修や勉強会に参加させてもらっています。現在は、中部経済産業局の「次世代女性リーダー候補育成講座(中部WIN)※」に参加中。自身の自己成長はもちろん、異業種の方とのネットワーク構築を通じ、自社の新ビジネス展開の可能性も考えています。


※次世代女性リーダー候補育成講座(中部WIN):中部地域の企業に所属する将来の管理職・経営層候補の女性を対象に、必要な知見の習得、人的ネットワーク構築の機会を提供しています。 http://www.chubu.meti.go.jp/b12mono_woman/win/index.html

これからの目標

健康食品も高付加価値や独自性が求められる時代です。多様な志向に応じられるよう、原料もニーズに合う多様なものが必要ですし、「売り方」も意識した総合的なビジネスモデルが求められます。世の中を驚かせるような新しいヒット商品を生み出したいです。

疲れた時のストレス発散法は?

子どもたちと思いっきり外遊びをすることと、家族に協力してもらい、自分の時間をつくることです。自分の時間ができたら、好きなテレビを見たり、買い物に出かけたり、何も考えずのんびり過ごすのが最高の贅沢です。

これから働く女性へのアドバイス

製造業といっても業種は実に多彩。仕事を楽しむためには、まず「ブレない軸」を探しましょう。私は「健康」をテーマに就職先を探し、アピ株式会社に出会えました。そして仕事を始めたら、何事も前向きに挑戦し、決して諦めないでください。女性は、自分を過小評価しがちですが、1つ1つの成果や実績に自信と誇りを持つことが、キャリアにつながると思います。モノづくりは一見、女性に遠い業種に見えますが、購買者の半分以上は女性。製品開発からパッケージ案、売り方など、女性の視点や特性が不可欠です。一緒にがんばりましょう!

丸山広恵さんの活躍する企業

企業外観写真
  • 企業名/
    アピ株式会社
  • 代表者/
    野々垣 孝彦
  • 法人番号/ 7200001000245
  • 所在地/岐阜県岐阜市加納桜田町1-1
  • 設立/昭和47年10月(創業 明治40年)
  • 資本金/4,800万円
  • 売上高/325億200万円(平成29年8月期)
  • 従業員数/1191名(女性522名、男性669名)※
  • 女性管理職比率/12.2%(課長職以上)※
  • 平均勤続年数/7.6年(女性7.7年 男性7.6年)※
  • ※平成30年7月31日現在
  • 事業内容/・ハチミツ・ローヤルゼリー等の蜂産品、健康食品、医薬品の製造販売
    ・養蜂指導と養蜂器具の販売
    ・健康食品に関する研究 など
  • ホームページ/ http://www.api3838.co.jp/

丸山広恵さんのお仕事年表

2000年4月(25歳)
アピ株式会社に入社
大学院修士課程修了後、入社。総合研究所に勤務。商品開発部に所属し、分析や機能性の研究に携わる。
2003年10月(28歳)
長良川リサーチセンターに移転
2011年までの8年間で、主任、係長、課長代理へと昇進。2006年には、蜂産物では初の特定保健用食品の認可を取得。
2011年3月(36歳)
薬学博士の学位取得&結婚
2009年から社会人大学院生として岐阜薬科大学に籍を置き、博士号を取得。同年に結婚。
2011年9月(36歳)
長良川リサーチセンター 副センター長に就任
「依頼された製品の開発」から「研究結果をどう活かすかを考える」業務へ。顧客や関係先との関わりが増える。
2012年5月(37歳)
第1子出産
1年間の産休・育休を取得。育休明けから現在まで、退社時間を30分~1時間早める時短勤務で業務をこなす。
2014 年6月(39歳)
事業戦略室へ異動
新部署設立に伴い異動。新規ビジネス・新事業に向けた市場性の調査・検討、開拓が主業務に。2016年9月、次長就任。
2017 年7月(42歳)
第2子出産 産休 育休
9か月の育休中、自ら希望しテレワークでの業務復帰に挑戦。これを機に2018年3月からテレワーク制度が導入された。
2018年4月(43歳)
育休より復職
退社時間を30分早める時短勤務で業務に復帰。現在に至る。

丸山広恵さんからのMovieメッセージ

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