女性の活躍に取り組む 中部のものづくり企業

女性が輝く!ホンキで女性活躍に取り組む企業紹介

ムツミ工業株式会社

ムツミ工業株式会社

女性活躍☆実行宣言!

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代表取締役社長 近藤哲典さん

2014年に初めて育児休暇を取得する女性社員が誕生した当社では、それまで明確な規定がなかったこともあり、育休・産休の時期や期間、復帰後の時短勤務などについて、本人と逐一相談することにしました。一人ひとり家庭の事情や望ましい働き方は違い、それ以来この「臨機応変な育産休制度」が当社のスタンダードになっています。現在、出産を控えた女性社員は、満員電車での通勤を回避したいと、朝2時間遅れの時短勤務をしています。2015年には、女性の職場環境整備を管轄する総合企画室の室長に女性社員を登用し、子どもが増えるほど手厚くなる家族手当などの充実や、女性社員の採用および入社後のフォロー体制の確立を進めています。

事業内容

昭和24年(1949年)創業。名古屋工場に機械事業部、小牧工場に型事業部を擁し、自動車、家電、建築などのプレス金型から、製造ライン用機械の設計、工法開発、製造支援までを通し、ものづくり企業を支えている。平均年齢40歳前半と言われる業界において、平均年齢36歳という若さと大学卒業者が40%という知力を原動力に、世界17カ国の企業と取引。グローバル市場でさらなる成長をめざす。

事業内容の写真
プレス金型の設計から製造までを、自社内で完結する設備が整えられている
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ライン製造の専用機械や工法開発にも携わり、日本のものづくりを支えている
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設計、製造現場などにも積極的に女性が登用され、活躍の場が広がっている

社長からのメッセージ

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個々の社員の強みが共鳴し、強い企業ができる。
当社の業務を女性は縁遠く感じられるかも知れませんが、女性の気づきや特性が活かされる場がたくさんある職場です。たとえば設計の図面製作です。図面は描く人のクセが出やすく、時には図面を読む人を混乱させますが、女性の設計者は誰が見ても迷わないよう工夫された図面を描いてくれます。営業では「量」を重視しがちな男性に対し、女性は「お客様との信頼」に重点を置き、長く良い関係を築いてくれます。どちらが良い悪いではなく、互いに補い合うことが会社の成長には不可欠です。それに女性が増えると職場の士気は上がりますから、今後はより積極的に女性を採用し、ものづくりの職場の雰囲気やイメージを変えたいとも思っています。

特にITやグローバル営業の分野で、女性の力を期待。
当社では、入社後1年間の現場OJTに始まり、配属後は専門技術や経営、外国語、人間力養成など、社内外の研修を通して成長し続けられる、独自の教育システムを整えています。専門技術を極めるのはもちろん、事務職で入社しても本人の能力とやる気に応じて設計部門へ異動するなど、入社後のキャリア形成にも柔軟に対応しています。今後、女性に活躍を期待するのはITとグローバル営業の分野。事業を統合管理するシステム構築には女性の持続力や緻密さが必須ですし、女性の技術者やバイヤーの多い海外企業との取引では、女性担当者が切望されています。ものづくりの世界で、あなたならではの力を発揮してください。

社長の「座右の銘」

「諸行無常」

この世に永遠のものはありません。人も企業も現状に満足したらそこでおしまい。後は衰退するだけです。今日より明日、明日より明後日をより良くするために、絶え間なくイノベーションを続ける姿勢や努力が重要です。

会社概要

企業名/ムツミ工業株式会社
代表者/近藤哲典
所在地/愛知県名古屋市北区瑠璃光町5丁目1番地
法人ナンバー/2180001013700
会社設立年/昭和24年6月25日
資本金/3200万円 
従業員数/91名(うち女性9名、女性管理職比率 約7%)
平均勤続年数/19.9年(女性6.7年 男性20.9年)
ホームページ/http://mutsumi-industry.co.jp/

活躍中の先輩インタビュー

設計士と母親。2つの大きな役割が、自分を成長させてくれます。

磯野 絢子さん/小牧工場 技術課

磯野 絢子さん
小牧工場 技術課

  • 子育て中

主な経歴:1995年、普通科高校を卒業後、新卒で事務職として入社。電話対応・伝票処理などを担当。2004年、上司の勧めで技術課に異動。1から設計を学び、部品単体から組図(プレス金型全体の図面)までを担当。結婚後も仕事を続け、2013年に第1子、2016年に第2子を出産。現在は15時までの時短勤務をしながら活躍中。

        

仕事の内容

写真の説明

担当はプレス金型の部品設計です。1000点を超える部品で構成される金型の組図から構成部品を1つひとつ抽出し、加工担当者が作業しやすいよう、わかりやすく図面を引きます。

仕事のやりがい

自分の引いた図面から正確な部品ができ、それらが組みつけられて、世界にひとつの金型が完成する所。頭の中で描いたイメージを実際に形にできる点が、ものづくりの一番のやりがいだと思います。

仕事を通しての成長

写真の説明

設計でミスをしてしまうと正しい製品が完成せず、後行程で多くの人に迷惑がかかります。それでも笑顔でフォローしてくれる仲間と仕事をする中で、責任感と、感謝の気持ちが大きくなりました。

          

Q1.仕事と子育ての両立の秘訣は?

A. 仕事に関しては、第1・2子とも時短勤務にしてもらいました。子育てでは「夫との協力」と、「完璧を求めないこと」でしょうか。たとえば保育園の登園は夫、お迎えは私。夕食作りも休日は夫に任せています。掃除や洗濯は「手伝ってくれたらラッキー」くらいに考え、大らかにこなしています。

Q2.仕事が子育てにプラスになることは?

A. いつも一緒にいられない分、子どもとの時間を大切にできるから、ちょっとした変化や成長に敏感に気づけます。それに、子どもとの会話が仕事の悩みを解決してくれることもあります。今朝も「取材を受けるから緊張する」と話したら、「そんなの元気にやればいいんだよ!」と励ましてくれました(笑)。

Q3.今後の目標は?

A. 女性が定年まで働ける労働環境を整えたいです。まずは、育児中の時短勤務期間の延長。現行の「3歳まで」を「小学校4年生まで」にしたいですね。その足掛かりとしてつい先日、社員の育児休暇スケジュールなどを紹介する社内報を、他部署の女性7人で創刊しました。

1日のスケジュール

  • 5:15 起床 子どもと夫が起きる前に、洗濯と食事の準備。
  • 6:00 朝食 夫の帰りが遅いので、朝食は必ず家族全員で食べるのが我が家のルールです。
  • 6:40 出勤 自転車と電車で出勤。一人になれる通勤時間は、とても貴重な時間に思えます。
  • 8:15 出社 スケジュールを確認し、業務スタート。1日に12点ほど設計します。
  • 15:00 退社 電車の中で夕食のメニューを考え、買い物をしてから帰宅します。
  • 16:30~20:30 家事 保育園お迎え、夕食、子どもとお風呂。慌ただしくも幸せな時間です。
  • 20:30 寝かしつけ 子どもを寝かしつけるうちに、自分も寝てしまうことが多いです。

磯野さんからのMovieメッセージ