女性の活躍に取り組む 中部のものづくり企業

女性が輝く!ホンキで女性活躍に取り組む企業紹介

株式会社 能作

株式会社 能作

女性活躍☆実行宣言!

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代表取締役社長 能作克治さん

鋳物の生地(着色前の状態)工場から、自社製品の開発・販売を一貫して手掛けるブランド企業へ。製造現場だけでなく、商品企画、販売などへも事業を拡大し、大転換期の真っ只中にいる当社では、様々なフィールドで女性の力が必要となっています。そのため、誰もが働きやすい環境の整備も急ピッチで進めており、育児との両立を支援する育産休制度などを導入するほか、2017年4月に新社屋が完成した本社近隣には、産業団地内の企業様と共同で設置した保育園があります。保育士と看護師が常駐するため、お子様が病気の時も安心です。こうした取り組みは女性社員の声から生まれ実現しており、今後も制度や環境を見直し、働きやすい職場へ改善していきます。

事業内容

1916年、高岡銅器による仏具などの鋳造製造を開始。2003年には錫100%の鋳物製造に着手し、各国の作家とのコラボレーションも開始。オリジナリティ溢れるテーブルウェア、インテリア雑貨、照明器具などを手掛け、国内外に12店舗の直営店を展開する。伝統の生型鋳造法に加え、独自にシリコーン鋳造法を開発して量産体制を確立。医療分野など新業種に向けた商品開発・販売も進めている。

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ギャラリーやカフェも併設する新社屋は、地元の観光地にもなっている
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400年の歴史を持つ鋳造技術を継承しつつ、新しい技法にも取り組んでいる
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世界的にも珍しい錫100%の製品。ぐい呑みはお酒がまろやかになると好評

社長からのメッセージ

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女性職人も年々増加。働きやすさを配慮しています。
鋳物など伝統工芸の世界は、力仕事・男性社会のイメージがありますが、デザイン性に富んだ製品を手掛ける当社では、繊細さを要求される仕事も非常に多いです。ここ数年で女性職人も増え、現在、鋳造や仕上げで4名が活躍しています。ストレスなく働いてもらうため、本社新社屋では一番眺めが良い場所に設置したランチルームや女性専用の更衣室も備えました。職人は技術を追究するあまり無理をしてしまいがちなので、残業制限なども取り入れ、常に心身共に健やかな状態で、スキルと感性を発揮してもらえるよう配慮しています。

観光産業、新事業の開発にも女性の力が不可欠。
ものづくりと共に当社が推進するのが観光産業です。国内外から月1万人超のお客様をお迎えする工場見学の企画運営、併設するカフェやショップの店づくりなど、ここでも女性が中心となって活躍してくれています。また営業部門を持たない当社では、直営店の販売員がお客様と会社をつなぐ生命線です。たとえば、最近、錫を用いた医療用器具の開発を進めることになりましたが、これは展示会で偶然お会いしたお医者様と販売員の何気ない会話から生まれた新事業でした。今後も女性の意見を取り入れながら、地域と社会に貢献する新しいものづくりができるよう、イメージを変えていきたいと考えています。

専務の「座右の銘」

「前進あるのみ」

モノづくりの仕事に誇りを、地域産業に自立の道を。そんな想いで、新聞記者から職人の世界に飛び込み、今日までやって来ました。道と時間は前にしかありません。後ろを振り返らず、前を向いて進むことが大切です。

会社概要

企業名/株式会社 能作
代表者/能作克治
所在地/富山県高岡市オフィスパーク8-1
法人ナンバー/3230001011375
会社設立年/昭和42年(大正5年創業)
資本金/3000万円 
従業員数/150名(うち女性90名 女性管理職比率 約55%)
平均勤続年数/4.9年(女性3.3年 男性6.5年)
ホームページ/http://www.nousaku.co.jp

活躍中の先輩インタビュー

「能作の鋳物職人」としての誇りと責任が、成長の原動力です。

杉原優子さん/第一鋳造課

杉原 優子さん
第一鋳造課(鋳物職人)

  • 資格取得

主な経歴:教育学部に在籍した大学時代、鋳物に触れる授業をきっかけに能作と出会う。社長に直訴して現場のアルバイトを始め、2007年4月新卒で入社。鋳造部に配属。鋳造と仕上げを学び、2009年5月より鋳物職人として鋳造を担当。2016年には軽合金鋳物鋳造作業技能検定に挑戦し、筆記試験に合格。

この会社を選んだ理由

写真の説明

高岡市伝統の鋳造技術を守りつつ、錫を使ったり、国内外の作家とコラボしたりと、新しいことに挑戦する社風に惹かれました。鋳造職人をめざしていた私にとっては、魅力的な修行の場でしたね。

仕事の内容

溶かした金属を型に流し込んで冷やし固めるのが「鋳造」。私が担当するのは生型鋳造で、鋳造用の砂に水と粘土を混ぜ、押し固めて成形します。製品によって変わりますが、1日に40品ほどつくります。

仕事のやりがい

写真の説明

以前、旅行先の東京の居酒屋で、何年も前に購入した能作のぐい呑を持参して呑んでいる人に出会いました。私たちがつくった製品をたくさんの人が愛用してくれていると思うと力が湧いてきます。

Q1.仕事をする上で大切にしていることは?

A. お客さまにとって商品は一期一会。だから、当たり前のことですが、一つひとつ心を込めて良いものをつくっていきたいです。そのために「どんな時も感情に流されず、今すべきことを考え、行動に移す」のが私の仕事の流儀。失敗した時は納得できるまで原因を探り、次に活かします。

Q2.能作で働く楽しさは?

A. 新社屋の完成後、カフェやショップなど様々なスタッフと交流できるのが楽しいです。見学に来て下さるお客様も増え、多くの人に当社の製品や技術を見ていただけるのも励みになります。また年末に職人全員が集まる忘年会も毎年の楽しみ。普段は寡黙な私もこの日ばかりは弾けます。

Q3.今後の目標は?

A. まずは軽合金鋳物鋳造作業技能検定の実技試験に合格して、積み上げてきた技術を形にしたいです。そしていつかは、自分が使いたいと思う鋳物をデザインし、鋳造から仕上げまで全部一人でやってみたい。鋳物職人として自信を持ち、周りからも信頼してもらえるよう頑張ります。

1日のスケジュール

  • 7:20 出勤 会社までは車で通勤。10分くらいで到着です。
  • 7:30 始業 型おこしの準備や当日の業務確認をして作業開始!
  • 12:00 昼休み 事務所や店舗スタッフとのおしゃべりでリフレッシュ。
  • 17:00 終業 残業はほとんどなし。2時間ごとに休憩もあります。
  • 18~19:00 帰宅 帰りに買い物をして夕食作り。主婦モードにスイッチ。
  • 19:30 夕食 能作のぐい呑で晩酌。お酒がまろやかになるんですよ。
  • 21:00 リラックスタイム 仕事で疲れた足腰を夫にマッサージしてもらい、就寝。

杉原さんからのMovieメッセージ